ブランドもん、自分が着るのは全然興味はないが、見るのは好きだ。
「ファッションは世界を変える力を持った芸術」という台詞があったが、それには共感する部分もある。
しかし画面で走り回る俳優の着ている衣装を瞬時に判断できるほどではない。
となるとしぜん物語に集中してしまう。
軽めのテレビドラマのような展開なので深く考えてはいかんのだろうが。
本人は不本意なのに、もともとの実力と努力してしまう性格で、周囲に認められていく、という恵まれた物語。
でも長続きするかどうかは、本人がその仕事に関して真実やりがいをもっているかどうか。
印象にのこった台詞としては、職場で忙殺される日々について、彼氏にいいわけを繰り返す「仕方がない」。
考える暇すら与えられないような職場では、その激流におぼれないようにするだけでも大変。自分のせいじゃなかったの、そういう状況を体現している台詞だ。
ところがそこでうまく乗れるようになってくると、けっこう楽しくなってきてしまうもの。「仕方がない」「自分のせいじゃない」といっていても、自分の願望や意志がそこにまったく含まれていないのか、といわれると、そうではなくなっていく。結局自分がどう行動したかによって周囲からは判断されるのだ。最後に「悪魔」な上司にそのことをつきつけられ、自分に似ているとまで言われて、外見だけ合わせていたはずの主人公が中身までその世界に染まりつつあることに気づかされる。
そこで立ち止まり、本来のぞんでいた自分に向かって、方向転換できる強さ、がテーマのひとつかな。
とはいえ、その世界で君臨し続ける「悪魔」な上司のかっこよさも十分魅力的で、ここにいてもいいやん、とも思わせてしまう。ファッションという世界の、きらびやかさと華やかさで人を惑わす本領発揮、というところかもしれない。
実際には、自分には絶対無理。まあその異常さがネタになっているのだろうけど。サイズ6がどれくらいなのかは知らないが、べつにそれのどこが悪い、とか思ってしまう。主演の女優だって、実際は絶対細いやろ。
ダイエット中の登場人物の台詞「炭水化物なんか食べてる人に!(同情されたくない)」は笑ってしまった。ちゃんと食べないと骨折なんて治らないのに。
でもって最後に少々重箱の隅、をつっつくと、
「悪魔」な上司に実力を本当に認められた直後、その場を去る決意を決めた、という展開はいい。でもそれを表現するのに、携帯池ポチャは非現実すぎ。しかも海外出張中やろ!自分なら日本人らしく控えめに?電源OFFぐらいの演出にするけどな~。
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