2017年7月23日 (日)

2017MTB全日本大会

さてMTBの全日本大会も3回目の出場。

その競技の全日本に出るかどうかってのは、本人の本気度を示すこと、でもあるわけで。
しかし今年は、かなりいまいちな結果になってしまいました。

まずスタート後の落車。

前回同じ場所で落車をして、今回は絶対に落車は避けたい!と思っていました。

まずは、まっすぐ走ることを意識して、スタート。

直後はまずうまく出られた感があったのですが、少し登りに入って、ばらけてきたかな、と思ったときに、

後ろから来た選手のハンドルが左側の内側にひっかかり、(この左側ってのも前回と同じ)その方向に飛ばされてしまって落車。

その一瞬、なんでここに来るか?って感じで、逃げようとしたんですが対応できず。

本人、こけたくて落車しているわけでは、ま―ったくありません!

しかし、レース後に、落車は全部自分の責任といわれ、2度もやるなんて相当問題だ、と言われ、かなり落ち込み。今後の出場も考えるほどへこみました。

MTBは格闘技(だと最近わかった)なんで、接触、転倒は当然あるとしても。

確かに、気持ちもへこむわ、怪我もするわ、機材も曲がるわ、周りに迷惑はかけるわ、

落車したってまったくいいことありませんよね。

さてこういった場合、どうやって避ける、対応したらいいのでしょうか。

接触する事に慣れてない、というのも、下手にあわててしまってよくなかったかも、ですね。

少なくとも、スタートから安定するまでの踏み方と加速のシフトアップができてないというこ

とらしいので、練習です。


当たりその2

レース途中でいろいろやらかしててかなり遅く、予想通り-1ラップで終了、コースアウト直後に、その場で待ってたシャペロンから、ランダムでドーピング検査当たりましたー!と通告を受けました。

このあと男子エリートのフィード仕事があるので、あまり待たずにトライしたら、残念、60cc!

あと30cc、ってことでしたので、男子エリートのスタートを見送ってから再度トライ。

その間、普通の足元のシャペロンさんを、駐車場からスタート地区までのショートカット激坂を下らせたり、落としたボトル拾いにコース内のくさむらを引き回してしまう等々。

さて2回目。とはいえまたもやぎりぎりで、26cc?

その後、何とか気張っていらんものまで絞り出して、1回目と足してみたら、いけそうや!ということでスタッフさんに励まされつつ、検査終了。

 MTBレースで、毎回紙でドーピング調査用紙を出させているのはナンセンスだよ、と言ってましたが、今回自分が受けたやり方は、フットオリエンテーリングで受けたのと同様の検査でした。(フットではすでに5,6回は検査受けてますので)

なんや、ちゃんとしてるやん。

というより、検査する側はちゃんとやってるけど、MTBの運営者側で、知ってる人がいないんだろうな、という印象でした。

当たりその3

レース後の帰宅途中、夜10時過ぎに中央から名古屋高速にはいって、大治あたりで・・・(以下自粛^^;)

いらんもン当たりすぎな、2017MTB全日本大会のいちにちでした。

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2017年7月20日 (木)

地元コミュニティFMにでます!

三重県オリエンテーリング協会からのつてで、

地元コミュニティFMFM名張)に出ることになりました。

 

放送日は2017年724日(月)夕方18:3018:45のあいだ

収録ではなく生放送です。

まともにこなせるんか、いまからすげー緊張です汗汗

とりあえずオリエンテーリングについて語ります!

 

試しに聞いてみたら(今まで存在もあまり知らず)

ごみ収集日のお知らせとか救急担当病院のローテーションとか毎日流してるような、

レギュラーMCが、誰がこんなの聞いてるんだろう?とか言ってるようなFMなんですが、

もし上記お時間に思い出して暇があれば探してみてください。

「サイマルですので全国でお聞きいただけます」とのこと。

 

番組名   Evening Station 83.5

放送日時 : 7/24(月)

放送時間 : 16001858

出演時間 : 18301845

ナビゲーター:みっちょん(松本 光代)

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2017年6月30日 (金)

超有効?わんこ練。

3月末に大きなけがをしてしまって以来、ちょっと避けていた実走練習ですが、6月末にトレーニング再開。

やはり夏至前後の、一番夕方が明るいこの時期、仕事あがりにトレイルを実走練習できる貴重な機会です。

とはいえこちらはMTBですから、シニアのお散歩ラッシュを避けて、やや遅めにスタートすることにしています。

 同じエリアで良く遭遇するのが、黒い犬を放し飼いで散歩させているご夫婦。あちらも他の散歩者と遭遇するのを避けるためか、MTBのこちらと、だいたい時間がかぶってしまう。

さてそのわんこと遭遇したら、ダッシュ練の開始です。

奴はこちらを見つけた瞬間からむかってきます!こっちも即反応で逃げにはいります。公園内の砂利の坂道を全力で踏みまくって逃げる!テクニカルな林道を逃げる!

とはいえ相手は動物なので、500mも持ちません。坂道を登りきるまでにヘタってくれるので、何とか毎回逃げ切れるのでした。

しかしこいつは不意に訪れるので負荷高い高い。

これが役に立つと信じて、8月までがんばろう(^^)。

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2017年6月18日 (日)

2017フットO全日本大会

3月末に左ひざの靭帯をやらかしてから、2か月ぶりの初オリエンテーリングが、矢板の全日本大会でした。

いちおう会場に来たものの、この2か月間でランニング距離は43km・・・マジでスタートできるのか?完走できるのか?

会場からスタートまでの1.5kmジョグですでにドキドキ。無事に走りきれて?スタート地区に到着。

この場に立てることだけでも感謝しとこう、途中でやばくなったらやめとこう、と思いながらスタート。

スタート直後、不整地の登りや、5番道も予想以上に走れることを確認、結構いけるやん。しかし下りは、無理無理無理無理!

落枝とか倒木とかヤブとか泥斜面とか、全然っ走れん!

しゃーないから下りはおそるおそる歩き、他はジョグペースで。速度が出ない分、プラン実行はミス、ロスがないように注意して走る。

レース後半になっても、膝に致命的な痛みが出なかったので、これは完走できるわ、と油断したら、その後のコントロールで番号を確認わすれて、結果ぺナでした。

今回の全日本は、出ても出なくても満足いく結果にはならないことは明白だったので、走り切れたことだけで良かったとします。

下りラン以外はそこまで衰えていはいなかったので、秋には復帰できそう。

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2017年5月22日 (月)

2017年5月 リトアニアトレキャン バルティックカップ3日間に参加 3日目マススタート

3日目 マススタート

リレーの1走と同じ。スタートダッシュで出遅れてもあせらないこと。どうせ同じパターンの集団に追いついて一緒になるか、先行者が右往左往している中に遅れて飛び込むか、の違い。

バタフライループが2か所もあり、併設のフットOコントロールが隣接して設置してあり、ぺナ続出の危険性が高いコースだった。

コントロールについたら、番号を声に出して、地図と現地を確認する。

バタフライの中心コントロールには、すこしたつと四方からアタックの轍ができてしまう。

切通しが何本もあるエリアでは、入るべき1本が見つけにくい。

脱出方向からプランする事。

パッと見て速い他の選手は信用しないこと。自信満々に見えても、フットよりミスする率が高い。

相似系の分岐に注意。必死に走っていると、よく似た形の分岐をすぐ勘違いする。

ロングレッグのルートプランはよく考えてから動くこと。ショートカットを使え!

1人旅になってもあきらめない。後ろからあきらかに自分より速い選手がきたりする。

抜かれたら、上手く相手のスピードにのって利用すること。

急な登りは誰よりも日本人選手が強い!

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2017年5月 リトアニアトレキャン バルティックカップ3日間に参加 2日目ロング

2日目 ロング

固くてガタガタのジープロードを長めに走るシチュエーションが多かった。

フルサスが有利。

点々道はみえない!早いスタートは絶対に不利だ。

林の中の切通しも道のようになっていて、実際走れる。しかし路面だけ見ていても

切通し分岐が道から判断つかないこともあった。切通しをルートプランに採用するには地図慣れが必要。

コントロール近くまで道でつないで、最後に植生がいいところをショートカットするプランはあり。

しかし、今回のロングでは、オープン伐採地の脇は通れなった。突っ込んで5,6分ほどのロス。

コース回しの特徴として、中盤で必ず会場付近かスタート付近を通す。予測していないとメンタル的に動揺するかも。

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2017年5月 リトアニアトレキャン バルティックカップ3日間に参加

2017年5月3日~9日まで、8月のWMTBOCのため、現地トレキャンに行ってきました。

以下は夏のためのメモ。

1日目スプリント

会場の脇の森の中からスタート。しかし回し的にはすぐ住宅街にはいる様子。

前走者の動きを見て予測する。

地図表記がとても見にくかった。

フットの地図のままのため、無駄にラインが多く、色も混ざってしまって読みにくい。

1までは良かったが、2でオーバーラン、3はプランを考える暇もなく、見えたルートの方向へ走ってそのあいだに読むことに。後手にまわってしまい危険だった。

中盤はやや落ち着いてきたが、スペクテーターのコントロール96番で、siが反応しなかったらしく、最終的にぺナ。

どんなに確実と思っても、バックアップのないSIは音と光を確認する。

その時間はケチらない。確認してから次へ!

レース後半はいきなり山エリアへ突入。地図読みが全く変わり、対応できない。

今回の大会はすべて道以外もショートカット可能だったので、他の選手が山の中へ突っ込んでいくのを見かけるが、それをしたら現在地がまったくわからなくなる危険が高い。

ミドルやロングならまだ余裕もあり、プランによっては有効かもしれないが、スプリントで現在地ロストの危険は避けるべき。もったいなさすぎる。

しかし3日目のマススタートなどでも、ショートカットがベストルートだったりした。

この数年とはかなり勝手が違う。頭の切り替えが必要。

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2017年2月 7日 (火)

西田さんを悼む

西田さんがなくなった。にわかに全然信じられない。1月3日に梅田で新年会をしたときには、本当に普通にお元気だったのに。

西田さんは、京大京女オリエンテーリングクラブ創立時のメンバーで、とても偉大な先輩、なのですが、私が10期でクラブに入った時には、落ち着いた社会人OBで、穏やかで優しい人、という印象でした。

大学を卒業後、フットオリエンテーリングのナショナルチームに入って、世界選手権大会の日本代表を目指そうというとき、チームに入るには、個人コーチをつけることが必要と言われて、なんとなく西田さんにお願いしたら、快く引き受けてくださいました。思えばめちゃめちゃ無謀だったような気がします。

その当時、自分はトレーニングもいい加減で、レースアナリシスも適当にしか出さなかったのに、よく面倒を見ていただいたなあ、といまさらになって思い出します。

一番強烈に、今も覚えていることがあります。

96年ごろ、アトピー性皮膚炎がひどくなり、一度はまともに立てなくなって、入院治療まですることになりました。さいわい入院は二か月程度で済み、年末には少し回復し、トレーニングもできるようになってきました。

そして翌年、日本代表選考会レースが近づいてきた頃、西田さんとコーチングメールのやりとりをしていて、

メール文の最後に付け足すように、

「アトピーでぼろぼろの身体になりながらもずっと戦い続けているあなたを尊敬します。」と書いてあったのでした。

 

コーチングの中で、私はそのことを話題にも言い訳にもしたことがなかったのですが、そんな風に見てくださっていたんだ、と初めて気づき、PCの前でしばらく涙が止まりませんでした。(今書きながらでも泣いています)

そしてその時、私は絶対に世界選手権を走らなければならない、と心に誓ったのでした。

 

(その後は選考会に通り、97年の世界選手権大会に出場できるのですが、今度は倫也さんにとってもお世話をかけてしまう羽目になる・・・これはまた別の話ですね)

 

いっぱいお世話になって、自分の結果ではたしてお返しできたのかどうか、本当に心もとないのですが、そういうものは直接にではなく、だれか別の人に、形を変えて返していかないといけないのだなあ、と思っています。

あの時私が目指したことを、次につないで実現していこうという人のために。

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2016年12月23日 (金)

MTBOからみえるオリエンテーリングの醍醐味

こんにちは、朱雀OKの加納です。
今回は、アドベントカレンダーの記事として、MTBOのことについて書きます。
かるく自己紹介をすると、1988年京都女子大学オリエンテーリング部に入部。
3回生の時、90岐阜インカレで個人、リレーとも6位入賞。
4回生の時、学連セレに落ちて91日光インカレW21Aでブラックメダル。
(同ブラックメダルには現スキーO日本代表の酒井佳子さんもいました・・・)
卒業後は中村弘太郎くん(同期)、樋口一志さん、寺嶋一樹さんらと朱雀OK創立、
会員ナンバ-1番。(単に五十音順にしたから)
その後はフットOのワールドカップに出て修行したり、97年に初めてWOCに出たり、で今に至ります。
きっかけから現在まで
最初のきっかけは、日本でMTBOが初めて開催された、菅平高原での体験会。
その時の体験がなんだかとても楽しくて、勢いでMTBを買い、2003年にチェコのピルゼンで開催されたMTBOのワールドカップ大会に出場してみました。
その当時、いまよりもっとルーズでカジュアルなMTBOの世界に、フットOとは違う自由と開放感を強く感じたことを覚えています。(いまでもそうだけど)
その時の記事をオリエンテーリングマガジンに書いたはずなのですが、どうも見つからず。(幻の2003年6月号に載っているかも?)
その後は、2005年の愛知県でのフットO世界選手権大会(WOC)開催もあり、フットO一筋の毎日になり、しばらくバイクから足は遠のきます。
2回目のきっかけは、2007年の世界選手権大会の代表選考から落ちたことですね(笑)
フットOの代償に、MTBOを選んだ、というなんとも後ろ向きな動機でしたが。
フットOに対する思いと反動が強すぎて、勢いだけでエントリーしたものの、バイクの実力はママチャリレベル。出場選手が少なかったおかげで、なぜかロングファイナルに出場できましたが、コテンパンで帰ってきて、いわゆるお約束的な海外オリエン体験でした。
 2008年から2012年までは、フットO世界選手権大会(WOC)に日本代表として出場できたこともあり、メインはフットO、サブはMTBO、という気持ちで両方の競技を続けていました。
2012年スイスでの世界選手権大会で、フットOには気持ちの区切りがついた感があり、2013年からMTBOに本気で取り組みはじめました。
Agueda
(2016年ポルトガルWMTBOCのロング地図。簡単にみえて1-2、12-13など
なかなかの曲者です。)
本気でMTBの練習をする 
フットOにはランニングのトレーニングが必要であるように、MTBOにはMTBのトレーニングが必要です。日々のトレーニングにもバイクを取り入れ、実戦も必要、ということで、最初は恐る恐るですが、国内のMTB大会に出場してみました。
2シーズン目で一番上のクラス(女子エリート)にあがることができましたが、その先が遠い。何しろ完走すら簡単にはできません。さすがオリンピック種目です。まあそんな、全く別のスポーツを2つも3つもさくっとてっぺん極めるなんてふつうはできませんって。
日本のMTB業界で、オリエンテーリング業界との違いを感じたことをあげてみます。
・マススタートで、コースを周回で競うため、トップ選手に抜かれそうな遅さで走っていたら、(80%ルールという。安全のため)途中でコースから降ろされる。←泣き
・そんなこんなで完走できなくても、順位が付く。←これすげー。
・見た目も勝負のうちらしく、上から下までウェアや小物、ブランド、コーディネートにこだわる。すね毛を剃るのもその一部。
・泥どろのウェアはOKだが、破れたウェアはNGである。
・プロとかいるし、スポンサーとかついたりして、かなり派手な商業スポーツ←見た目と実力が釣り合ってない空洞感もあり。
・レースはどちらかというと格闘技+エンデューロなので、スタートダッシュからガチ勝負。
三味線、幅寄せ、タックル、落車など、女子でもいろいろ危険。
・ルールのためにルールを守れ、みたいな、いかにも日本的な堅苦しいメンタリティを感じる。(特に運営側)
・それとは別に、アウトドアの個人競技に共通する、自律と自由と共助の雰囲気がある。
(特に選手側)
・どんなレベルの実力の人も、平日、土日ともにトレーニング量はすごい。
(練習していないと勝てないし、出場クラスを維持できないから)
・全日本タイトルはかなりリスペクトされる←これすげー(苦笑)
MTB業界とオリエンテーリング業界を比べてみると、オリエンテーリング業界は、確かにいけてない部分もあるけれど、それを補って余りある、健全さ、純粋さ、風通しの良さがあることを再確認しました。
これは日本のオリエンテーリングの競技人口規模、競技者≒運営者という構造、商業ベースにのってないからこそ、保たれているのだとも思います。
他の競技と比べても、この雰囲気の良さは、胸張って誇っていいレベルです!
そして、MTB業界のいいところを取り入れるなら、
オリエンテーリングの皆が、もっと普段から練習する雰囲気がほしいし、
このスポーツの魅力を伝えるためにも、見た目には意識するようになってほしいし、
やっぱり、全日本タイトルのステイタスが上ってほしいですよね。
(あと、かるい感じで書いていますが、オリエンテーリングと同様、MTBだって、その競技を日本の中につくりあげて成熟させてきた、多くの人たちの努力と熱意と、競技に対する深い愛情があります。当然ですが、それに対して十分な敬意をはらってこそ、その世界に受け入れてもらえるし、互いに得るべきものは多いはずです。)
Mtbo
(↑2016年のMTBO世界選手権大会についての日本チーム報告書。
PPTでかなりボリュームがあるので、また別にMTBO JAPANチームHPで
アップされるかも・・・(未確定)HPアドレスは以下
全然更新してないですね。すいません・・・)
MTBOからみえるオリエンテーリングの醍醐味
2016年10月に行われた、愛知県野教での世界大会報告会で、
「サムリーディングもせずに時速30kmでオリエンできるか!」っていうPPTスライドの1枚をつくったのですが、これはまあ受け狙い+フットオリエンテーリングとの一番の違いを明確にしようとしたためでした。
しかし、いま思えば、時速30kmとはいかないまでも、MTBO選手たちは、上記のことをレース中に実践しようとしている、いやトップ選手はできているのです!(たぶん)。
30km
(↑ポルトガルWMTBOCイベントセンターで出番を待つ看板。競技エリアを走行する自動車向けと思われるが、実は選手にも適用?)
 2016年9月に出場した、リトアニアでのワールドカップ、ロング競技において、レース後半からゴールまで、2人の選手においつかれ、自然とパックになりました。
その際に、前を引いていたチェコの選手の動きを、追いかけながら観察することができました。
分岐の選択時に迷いのないスピード感、途切れなく地図を読みつつ、バイク操作も無駄なく、とてもスムーズな動きでした。
つまり彼女は、サムリーディングせずにスピードも落とさずに、MTBを操作しながら
オリエンテーリングをしている・・・!
 これがフットOのワールドカップなら、このレベルの選手には1レッグもついていけたらいいところです。しかしマウンテンバイクなら、ちょっと違ってきます。
それは自分がやってきたバイクトレーニングの量、いま目の前にいる選手とは、パワーとスピードにあまり差がないという自信(と事実)。
パックになってから、一度はルートが別れ、次のコントロールでは自分が先行!
その後は吸収されたものの、最後までもつれあい、ラスポーゴールのスプリント勝負は自分が踏み勝って先にフィニッシュ。
直後、お互い健闘をたたえ合う際に、速いわねー、って言われました。
成績としては負けていたのですが・・・。
レース中、互角の戦いをした実感、互いに相手を認めあえること、レース後の高揚感。結果はともかく、走りきった感のあるレースでした。
レースの後に残るのは順位だけ、とはいうものの、走っている当人にとって、オリエンテーリング競技を満喫すること、がその場の最優先でもいいのではないでしょうか。
普通、オリエンテーリング競技は、ひとり山の中で自分自身と戦って走りきる、孤独なスポーツです。
それも楽しい、それもいいけど、上記のようにレース中に他の選手たちと競り合い、ナビゲーションやフィジカルを競い合える瞬間、そんなぎりぎりのレースの中に身を置くこと、これもオリエンテーリング競技の魅力であり、そんなオリエンテーリングはものすごくエキサイティングで面白い!と、思っているのです。
国内でのフットOでは、なかなかそのレベルでのレースを体験することはないし、日本の現状でやっている限り、国際レースで通用するためのノウハウもトレーニングも足りない。この差は、いったいどうしたら埋められるのか、いろいろトレーニングする中でも、ちょっと途方に暮れるときもあります。
2013年から本気でMTBOに取り組んで、この数年の国際レースで得た満足感、達成感は、(困ったことに)フットOでの国際レースよりも大きくて、これはいったいどういう事なんだろう、とおもってしまったわけです。
フットOが大好きで、それ一筋にがんばってきたのに、フットOよりMTBOの方が、努力に対する成果が高いなんて。
この差についての一つの答えは、たぶんフィジカルの問題だと思っています。
MTBOなら、ナビの差はフィジカルがかなり補ってくれるのです。
たとえ相手は時速30kmでナビしているとしても、時速30kmでパックできるほどのフィジカルトレーニングは、やろうと思えばその環境や、得られる情報は十分整えられているのです。
ともあれ、ひとつの競技を、その醍醐味にいたるレベルにまで楽しむためには、ある程度以上のフィジカル(体力、持久力、スピード)能力は必須なのだなと、実感しました。
実はそれはフットOでも前々から言われていることなのですが、これがピンとくるためには、自分自身が「ある程度以上」、を見据えられるレベルにまでトレーニングを積む、それをレースで実感する、というステップが必要なのですよ。
MTBOのナビ技術については、フットOに比べると、まだ発展途上の段階だと思います。しかしトップ選手はすでにものにしつつあるようだし、近いうちにブレイクスルーがあるかもしれない。いまMTBOをやっている選手たちは、皆このあたりを狙って、世界中で試行錯誤、切磋琢磨しているのです。(たぶん)
新しいスポーツの新しい技術の開拓現場にいる臨場感、誰もうかうかしていられない感じも、今のMTBOの魅力ですね。
Relay
 
(↑競技中の写真。タッチフリーSIなので、コントロールで減速の必要なし。)
マルチトレーニングのすすめ
オリエンテーリング競技には、フットOの中にロング、ミドル、スプリント、リレー、と種目があって、さらにスキー、MTB、トレイルという別種目があります。
1つの競技を極めようとすると奥深く、フットOがオリエンテーリングの王道であることには違いないでしょう。でもフットOだけがオリエンテーリング、ではなくなってきています。トレイルもスキーもMTBも、さらにいえばロゲインなども、広くとらえるとオリエンテーリング(方向を定めて進め!)なわけです。
バイク業界も、ロードからMTBからたくさん種目があり、それこそバイクの種類が全く違うのですが、複数の種目をやっている人が、けっこういます。たとえば自分はMTBとシクロクロスの2種目。
バイクまで違うので、2種目やろうとすると2台は必要です。でもバイク業界の人は、迷うことなくたいてい2台(以上)そろえて走っているのです。バイク競技という大枠の中の、各種目の敷居は低いのかなあ、と思います。
そして2種目を同時にやると、それぞれの競技に必要な技術やフィジカルの違いもわかるし、ひとつの種目の技術が、別種目の技術力の向上にもつながっていきます。
フットオリエンティアも、MTBOやスキーOをしてみれば、自身のオリエンテーリング力の全体をレベルアップさせることにつながると思います。
 私が実感した例でいうと、MTBOでは、まずスピードが速すぎて、バイク操作も始終手を離せない状態で、地図を読むことがいかに難しいかを体験できます。
そして、バイクを降りて次にフットOをしたときに、なんて余裕があるんだろう、めちゃめちゃ地図をよむ時間があるわ、と思えます(これ絶対)。
ということは、フットOで地図を読まずにミスをする、なんて、怠慢以外の何物でもない!のですよ。
フットOにこだわりすぎず、いろいろやってみてもいいんじゃないでしょうか。
ちなみに私の普段のトレーニングは、基本は一日2回。
昼はオフロードメインの公園コース、5kmほどをラン、夕方は同じ公園を走るか、自宅の室内ローラーでバイクを踏むか。
上記の3つともやる時もあります。正味1~2時間ちょっと。
レース明けの月曜とレース前の土曜は軽めになりますが、走らない日はほとんどなし。
ランも室内ローラーも、ジョグ的なものからビルドアップ、インターバル的なものを組み合わせています。
ローラーでのインターバル的なものは、みなさんお馴染み?のローラーチャレンジと同じ負荷でやります。でも2分連続ではなく、たとえば30秒だけ全力+30秒休む×20回、つまり全力は正味10分。全力時間を30秒~50秒などいろいろ変えるとまたつらい(笑)。
バイクのトレーニングに関して、探せばたくさん出てくるし奥が深いので、いろいろ参考になります。
走るばかりだと飽きるときも、バイクと組み合わせるとメリハリが出て続けやすいです。
また、フットOで足を捻挫していたりしても、バイクでトレーニングができるので、走れなくてストレスが溜まることもなくなります。
私はMTBOをやりだしてから、結果的にはフットOの成績も上がりました。
体力も筋力も、走るトレーニングだけでは向上しなかった部分もあります。それに加えて国際レースでの感触も変わっていきました。
そして、同じオリエンテーリングだけど、新しくて違う世界をみることができました。
フィジカルの差に臆することなく、欧州のオリエンティアと互角に戦える、胸をはって国際レース場に出ていける。これが、私がMTBOをやりはじめて、最大の収穫です。

もっと日本のオリエンティアに、そんな体験をしてほしい、その場を感じてほしいのです。
そういう人が増えていけば、日本のオリエンテーリング界に、新しい可能性を拡げられるかもしれない。
その可能性に賭ける人が、もうちょっと現れてくれないかなあ。

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2016年11月30日 (水)

2016秋シーズン オリエンテーリング いろいろ思う事

で、ひさしぶりのオリエンテーリングは、10月の京大大会、懐かしの土山で開催。
緊張してスタート、最後まで気を抜かず走った。結果優勝。
20年前の地図、やっと精度のよいリメイクがされたので、ちょっと安心。
走りやすくて難しくて、こんなにいい山だったんだ、と再認識した。
11月初めは岩手県安比高原スキー場で全日本リレー。
今年は、早くからリサーチして、なんとか3人あつまって、チームが組めた。
結果は6位入賞。
1走の自分の走りは、中盤で詰めが甘くてミスをしてしまい、かなりふがいなかったけど、後の2人分の貯金はなんとかぎりぎりもったよう。
学生女子も速い子が出てきて、エキサイティングないいレースだっただけに、自分のミスはかなり残念。
リレー種目は、どうしたって1人では走れないから、本当にチームメイトには感謝です。
都道府県対抗、というルールで、地域により競技者層に差がありすぎる現状では、中部圏の三重でも、特に女性クラスでチームを組むのはやっぱり難しい。
でも、もし本当に全都道府県対抗でレースができたら、面白いだろうな、とは思う。
素晴らしい運営に感謝。

11月最終週は、宮崎での全日本スプリント、ミドルの二日間。
今回は、不運に狙い撃ちされたような感じが。。。
(スプリント、ぺナ(失格)。ミドル、渡された地図のクラス間違え。)
レース後、フライトまでの時間で青島へ。
青島神社でしっかり祓い清め+カワラケ投げもしました!
今回の事件に何の意味があったのか、そのうちわかるかもしれない。
(わからんかもしれない・・・)
まあ、自分はたぶん名より実を取るタイプなんで、タイトルには特にこだわりもない。
しかし、「遠くまで行って地図も運営もダメ、というのがオリエンテーリングの全日本。」というのがお約束、というか大前提というか、そういうイメージがかたまってしまっている。
それぞれ運営の方々はみな頑張ってもらっているはずなのだが、なぜかいつまでもこのマイナスイメージが払拭されない。
自分の学生時代からこの状況は変わらず、私自身の中で、全日本に対するステータスというか、格づけが低くて、そのせいか、全日本タイトルを取ることにあまり興味がない。
たぶんほかのオリエンティアも、程度の差はあれ同じような印象だと思われる。
(私の意見と違い、当然毎回狙って準備してきている人もいるはず。ですが)
なんでそうなのか、ということを考えると、
オリエンテーリングでは、地図の精度と運営の良さで大会が評価される。
そして実際に参加者が走ってみないと、結局大会のレベルが評価できない。
事実上、大会名だけで事前にクオリティが保証されているのは、
日本では「インカレ」のみ、ということになるのかも。
だから、全日本とかのタイトルは、集客や、モチベーションアップに関係しない。
客観的には、この状況はよくないよな、と思う。

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