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2016年5月16日 (月)

「鹿の王」(上橋菜穂子)読了~

話題の「鹿の王」読み終わりました。

評判通りめちゃめちゃ面白かったです。
児童文学の体裁と尺で、この内容を書ききっているところがすごい。
ジャンルとして、純粋な異世界ファンタジーものかと思って読んだら、
医療ミステリー+歴史もの(異世界)なので、SFに近いかもしれない。
でもすこし、消化不良な部分だけをあげてみます。
この物語の、「生と死の境目はどこにあるのか」というテーマの部分、
言いたいことはわかるけど表現できない部分があって、読んでいてもどかしい。
読みながら、テーマが同じだなあ、とゲド戦記の3作目を思い出しました。
ゲド戦記のほうもそういう消化不良感があり、書ききれていない、もやもや感が残ります。
でもこれは、現実にも解明できていない事柄だけに、そうなるのかもしれません。
あと、物語としては、ユナがヴァンを救う(であろう)過程まで書いてエンディングだろ?とは思いますが。そこまで書くのは野暮?というものでしょうか。
とはいえ、黒狼熱の病原菌?ウイルス?が主人公たちに見せる、生命の光の帯の先に何があるのか。
まあ、わかりやすい答えは出ていない、ということでしょう。(もしくは続編へ?)
とはいえ、たぶん今後も名作となるだろう小説です。

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