2014 アジア選手権大会 スプリントリレー
今回のスプリントリレーはアンオフィシャルイベントだがアジア選手権の最終レース。
男女2名づつの4人が1チームで競い、今回の走順は、女―男―男―女。男女の実力差がミックスされると、今までの実績から、どこもほぼ互角か?
今までいろいろと国際レースには出てきたが、こんなにスリリングなリレーは、今回が初めてかも。やはり絶対に負けられない戦いだ。
会場とテレインは、スプリント競技エリアのすぐ西側で、フラットなスーパーAの林。一部キャンプ場や建物もあるが、極端に特徴物が少ない。走りやすいが、こういうのに慣れない日本人には難しい条件。
最終日は暖かくなり、野外会場でもっとも快適な一日になった。地面は、北欧でよくみかけるハナゴケ(トナカイゴケ)と落ち葉でふわふわ。サクサクと走りやすい。
展開は、予想通り上位3か国が秒差の接戦になった。第1、第2チームとも入り乱れて、スプリントなので展開もスピーディ。以下は記憶があいまいだが、展開の様子。
1走ゴール時点で、カザフ、日本、中国、秒差の接戦。
2走ゴール時点でカザフと日本がほぼ同時タッチ、続いて中国。
3走ゴール時点でカザフが首位、続いて日本中国同時タッチ。
自分は4走。中国の第1チームの4走のすぐ後ろを負う形でスタートした。
序盤の森林地帯、中盤の集合住宅地と、ほんの1m差を追う。後半の森に入ったところで中国の選手が隣ポにはまってロスをし、スペクテーターでは自分が前に出た。キャンプ場をぬけて次はラス前、緩い丘の斜面へ登りアタックだ。その瞬間、中国の第2チームの4走に抜かされた。
うわマジか!中国の第2チームは3走までで少し遅れていたのが、4走で挽回してきたのか。オーダー表は見ていて油断はしていなかったものの、ここで来るか!
彼女は昨日のリレーでも併走して戦った相手で、その後は2人でラス前―ラスポーゴールまでほぼ全力疾走。しかしもともとのスピード差は埋まらず、ラスポで前に出ることができなかった。昨日とほとんどおんなじ展開で負けてしまった。くそー、どんな速さや。
というわけで、スプリントリレーの結果は、1位カザフ、2位中国、3位日本。
うーん、こんな負け方したらくやしさ倍増(昨日に引き続いて4倍だよ)だが、結果は結果。どの国ともガチで勝負した、という実感、力を出し切った達成感。これがオリエンテーリングの勝負、これがアジア選手権大会、というものだろう。
くやしいけど、くやしいけどすごくたのしかった。
スプリントリレーの後は、一般併設のスタートが始まり、役目を終えた選手たちは、他国の選手たちと記念撮影。あちこちで同じ光景が展開していた。
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