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2014年9月15日 (月)

2014 アジア選手権大会 カザフスタン 到着その日

 バスがアスタナ空港を出発して、最初は360度草原地帯の景色に感動していたのだが、30分であきてしまってほとんどが爆睡。こっちのSIMを入れたスマホも、空港から離れた途端に電波が途切れて使えなくなった。

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高速を降りて一般道に入った途端、路面が悪化して車体はひっきりなしに激しく振動しはじめ、そのせいで目が覚めた。いつの間にか、森の横を走っている。3時間ちかく草原を見続けた今では、この国では木が生えていることすら珍しいのだと確信した。

 

舗装が壊れて穴だらけの道を、かなりの速度で走り続けて、バスは集落の中に入った。大きな建物の脇をぬけて、これはいかにも政府のお役所みたいな建物だったが、その先は民家の並ぶ街並。事前にグーグルアースで見ていたので予測はしていたのだが、見渡せる街並の全体が、言うちゃなんだが、みすぼらしくてすすけていてさびれまくっている。開拓途中の掘立小屋か家畜倉庫みたいな建物ばかりだった。未舗装の道は泥だらけ、水たまり、ごみや石ころが散乱している。

これから過ごす1週間、宿泊先は湖畔のサナトリウムとしか聞いていない。どういう生活環境になるのだろう、もしかしたら寝袋、マットレス、フリースも必要だったのかも。ちょっと覚悟をきめる。

 

バスは集落の角を曲がり、湖畔の道に入った。湖を半周して向こうの森の中にサナトリウムがあるようだ。集落から森までの間には、草原と、森の端に墓場が点在している。

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森に入る箇所にゲートがあり、門番がいる。アヒルも鶏も歩いている。

その先は広葉樹の森で、さらに進んだ奥に急に建物が現れ、バスは停車した。

おもいっきり建物の裏側だ。壁の内側には5階建てぐらいの建物が数棟、煙突と勝手口と倉庫があり、壁の外側にはまだ工事中なのか盛り土と煉瓦の山積み、なんかわからない鉄製の廃棄物がごろんと転がっている。建物の壁の造りは、さっきみた集落とは全然違って新しくて快適そうだったので、ちょっとほっとする。

 

バスから降ろされて、裏口から中に入ると、、建物正面玄関は広い階段になっていて、かなりこぎれいで立派な施設だということがわかった。中庭のベンチには、宿泊客らしいおじさんおばさんがそれぞれにすわってくつろいでいる。

広い中庭にはきれいな木立と遊歩道、奥に野外ステージがあり、大会の旗と参加国の旗がひらめいていた。

よかった、ちゃんとアジア選手権大会に来ているんだよね。やはりこういうものをきちんと見ないと、不安になってしまうぐらいの道のりだった。

 

部屋割りも結構スムーズに進み、正面建物のすぐ隣が日本チームの宿泊棟、入ってみるとYHレベルの快適な部屋が用意されていた。これなら大丈夫。ちょっと毛布が薄いけど。

そして窓から見える景色は、洗濯物、廃トラック、工事中の鉄筋のなにか、そして簡易トイレが4つ。絶景だな・・・

荷物を置いて早々、お昼が用意されているらしい。食堂は正面の建物の2階だという。

とりあえず早く行けとのこと。

 

食堂へ行くと、奥の方がアジア選手権出場者用で、すでにテーブルはセッティングされていた。さて初めてのカザフごはん。

サラダ、スープ、野菜と肉の炒め物と、パンに紅茶。基本的に洋食スタイルだった。

ここは紅茶文化圏。コーヒーもあるが、食堂の脇のカウンターに、缶のインスタントコーヒーが1個だけ置いてあってセルフ。(しかもほとんど誰も飲もうとしなかった)

パンは食パンタイプで白黒あって、黒は何が入っていて黒いのかは不明。

ほかに、パンの耳で作られたクルトンが椀に盛ってある。同じ大きさの椀に砂糖もなみなみ入っていて、この2つはデフォルトなのか、すべてのテーブルに置いてあった。

最初は用心して、ウエットティッシュですべての食器をふいてから使う。

意外に?すべてかなり美味しい。これなら全然大丈夫だわ。

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これからの予定、今日はもうフリー。練習したい人には宿の近くに地図があるとのこと。

地図をもらって歩いて回ってみることにした。

 

宿から裏口を出て、10分ほど森の奥へ。森林と草原の混在したエリアで、ほぼフラット。草原は走りにくいが、森の面積の半分以上がスーパーA、岩がちの微地形尾根もあり、こんなところは日本にはまずない。

地図の精度はまあまあ違和感もなく。レースとなったらかなり手ごわいかもしれない。

9月というのにもう晩秋の雰囲気で、草も茶色く枯れていて白樺の葉も黄色い。バッタが地面に産卵しているのと、黄色い蝶がよろよろ飛んでいるのを見かけたぐらいだった。

かなり立派な山小屋があり、近づいてみると、落ち葉や枝がいっぱいにつまった木の柵の囲いに屋根をかぶせたような造りで、人間が入れるようなスペースはない。放牧している家畜の冬場の餌小屋だろうか。屋根の下に白い小石を詰めた箱が1つ造りつけてあって、小石に見えたものは、よく見たら岩塩だった。

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宿に帰るが、宿にはWi-Fiがない、らしい。さて全員ネット難民と化しました。

 

メールも送れないので、日本チームが無事着いた、という連絡すらできない状態に置かれているとのこと。

自分のSIMも、つながるはずだが調子が悪いのか全然通じない。これはムダ金払いだったのか?

 

夕方になって、大会本部が持参したWi-Fiが使えるという情報がはいり、皆が中庭で画面ながめてうつむいている光景が発生。いかに日本人がネット依存していることやら・・・と思っていたら、他の国のほうがうわてだった(笑)

 

外国の森の中、隔離された湖畔のサナトリウム、テレビはない、遊び場所もない、やることがない、という状況もあり、香港チームの子供たちがネットゲームだかなんだかをしまくって、大会事務所の中にまで押しかけて座り込んでスマホをいじり続けている。そのため混みすぎてせっかくのWi-Fiもつながらなくなってしまった。

運営者は何も言わないようだが、さすがにちょっとひどい状況だなあ。

 

翌日、大会事務所にいくと、香港の子供たちがすっかりいなくなっていたので、どうしたのかときいたら、このままだと大会運営に支障をきたすので、パスワードを変更したとのこと。そりゃそうですな。

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