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2014年7月13日 (日)

WOC最終日 フォレストリレー

WOC日程の最終日はリレー種目が行われました。

リレーの後に、夜はバンケットが開催されるため、スプリントと同じくスクランブルな、そして長い一日。

朝はいつも通り、8時から朝食をたべて、宿を10時に出発。11時には会場到着。

ミドルで使われた、会場の南西側のヒトデ山(形状がにていたためかってに命名)が併設のテレインだった。ここはリレーではつかわない、ということが確認できた。

 スタートは女子が13時なので、まだ余裕はある。いまのところ天気はいいが、雲の様子からやはり雨は降りそうだ。

トイレ、レイアウト確認、ついでに買い物。

12:50までにカランティンに入ること、だったので、ぎりぎりに移動。そのころには雲が出てきて風が寒くなる。やはり雨かも。濡れてもいいような、最小限の準備でカランティンエリアへ入る。

体が重い。自分は3走なのでまだ時間的余裕があるが、なかなか体を動かす気になれない。でも、この数日は休んだせいで全然疲れがのこってないし、高地順応もできている。逆にかえって筋肉が落ちているかも?と思うぐらいだ。

カランティンエリア内からでは、会場は遠くてわかりにくい。でもイタリア式なのか、けっこうゆるくて完全隔離とはならず、なんとか動きは見える。

カランティンからチェンジオーバーへの関門あたりまで行くと、けっこう会場がよくみえる。アナウンスがテレインの谷間に分散してあまりよく聞こえない。

1走中間が集団で通過したのが見えた。その後トップ集団がチェンジオーバーし始めたが、稲毛さんは来ない。観客にまじるチームメイト情報から、第3カメラまでは集団の中で走っていたようだが、その後最終ラジコンに情報が入らない、つまりかえってこない、とのこと。うーむやっちまったか?前日みんなで予想した通り、会場右手の山、レース後半のまわしがむずかしいようだ。

稲毛さんは最後から23人というところで2走宮川さんにタッチした。この時すでに2走のトップ、スイスはもう中間を通過している。

想定イメージとしては、ここまでは残念ながら想定内の「いつもどおり」レベル。

2走は、たぶん中間まで20分、後半30分ぐらいでくるか?

と想定して準備を始める。地図を見て植生のラフオープンあたりを確認。ロシアの3(ロングチャンプの子)がすげー勢いでアップしている。ロシアはトップ集団のうちでも少し出遅れている様だ。

レインコートを脱いで、アップを10分ほどして、ちょっとやすんでいると、日本の3走GPSつけてないよーっとオーガナイザーが寄ってきた。あ、忘れてた。

GPSをつけると背中がぶらぶらして安定しない。同じタイミングで男子1走の堀田君、えらくアップしている様子。

さて、日本のウェアが中間を通ったのが見えたので、ちょっとまだ時間的に余裕があるような気がしたけどタッチゾーンに入る。ほかの3走はほとんどそちらに入ってしまっているしな。

しかしそっちへ行くと、スロベニアとチャイナとベラルーシしかおらず。うーむ。

そのうちベラルーシの2走が帰って来て、待ちは3人になった。

スロベニアの3走には勝てそうな感じだったが、チャイナ3走はハオだ。

ハオと同時スタートになったら、スタートダッシュでほぼ負けるやん。

先に出ても追いつかれてスプリントリレーと同じ展開かも。

後からだと気持ちは楽(へたれる)だが、負け確定みたいで、これもいやだなあ。

つまりはあまり勝てる気がしない。

そうこうしているうちに、スロベニア2走が先に帰って来てしまった。もはやスタートレーンに残っているのはアジア2カ国のみ。ガチ勝負確定?

とか想定をめぐらしていると、目の前で女子の3走トップ、スイスがウイニングラン。

リレー3走あるあるのその1、自分の出走前に優勝シーンをみてしまう、が実現してしもーたわ。ハオと目があって、二人で苦笑い。

気が付くと後ろに男子選手がわらわらっと現れた。そうか、もう男子のスタート時間だ。

男子選手たちは自分たちを追い抜いて、スタートレーンに並ぶ。堀田君がんばれー。と、誰よりも真後ろから声援をおくる。

さて、ここに宮川さんが帰ってきたら男子とかぶるやん。これマジでこわいんですけど。

しかしそんなことにはならず、リレー3走あるあるのその2、男子スタートをみてしまう。が実現。(あるあるその3、男子1走と並走、追い抜かれる。は回避)

 

男子スタート後、残った女子2人は呼ばれて中に入り、あと3分でウムスタート、と告げられるが、ぎりぎりまでタッチはまってくれる様子。うちらの地図はもうボードからはがされて地面に置かれている。位置確認、自分は左側ね。

あるあるその4、チャイナと共にウムスタート、かなあ。と思っていたら、その時チャイナ2走が帰ってきた。なんとぎりぎり。でもって、結局チャイナに先に出られた。

すぐ近くにいる競技責任者みたいな人に、自分はどうするん?って聞くと、あと1分待って、1人でウムスタート。とのこと。

さほかえってこーい。

しかし1分はすぐに過ぎてしまい、一人でウムスタートとなった。

想定内で最悪に近いが、まだ本当の最悪ではない。このあと自分が崩れてしまったら、本当の最悪、フランスの時と同じだ。プランと動作はきっちり、的確に冷静にする、ぺナせず帰還だ。

スタートフラグを過ぎると、1分前に出たチャイナが目の前の沢を詰めているのが見える。急斜面だ。見えていてもさすがに追いつくことはできず。1は簡単に取れたが、2まではさらに登りだ。

2も足元はわるかったが簡単。3は昨日予測していた箇所にコントロールが。でもアタックはむずかしめ。ちょっと手前でスピードおとしすぎた。もったいない。

(実はあとからトップのGPSと比べたらルートミスだった)

4は上りで、確実にCPをつめる。5難しめかとおもいきや簡単。6もまっすぐおちて少し右にでたがラインは当たっていたのですぐ見つかった。(ここもルートミス)7はビジュアル。わかっているのに動きが遅い。くっそ。

8は会場脇を走ったあとの長いのぼり。カランティンから見たランナーの数名は途中で歩いていたが、このぐらいは走り切ってほしいところだな。コントロールは簡単。

9がややのぼりで緩い沢。苦手なタイプだ。歩測を取ったが、周囲を見てもりろけーとできないラフオープンの森。ややへこんだ沢っぽいところで、歩測が切れた。周囲にコントロールが見当たらない。さてやばいか。でもやや登りがちにきたので、上にいるかも。と下へ動き出すと、視線の先にコントロール。やったラッキー。今日は運命は味方してくれているようだ。カンがあたる。

10はオープンを切って、後半の山に入る。目の前の遠い分岐がいくべきところか?とやや下がってしまったが、地図をようやっとみなおし、もっと上と気づく。こういうところが甘い。脱出時点でプランを立てておいて、オープン出たらすぐコンパス見るべきだった。アップ分ロスだ。(これもルートミスだったようで、オープンは下りかコンタリングで、そのまま山斜面をがしがし上っていくのが正解)

10のアタック、手前の緩いあたりで方向がずれて(どこまできたかあいまいになって)沢を1本オーバーラン。TVケーブルを発見して戻る。ここがこのレースで一番大きなアタックミスだった。香港の男子と並走。

11がロングレッグ。プランが決まり切らないまま動き出したが、大まかにはトレンチをたどって、要所はショートカットしてぎりぎりで尾根にのりアタック、CPからの乗換にもたつき感がある。(複数の特徴物を組み合わせて現在地を確定し、次に進む方向と特徴物をチェックする動作。1度チェックしてOK、と思うのに、不安のせいか再度同じことを検証して、その分立止まってしまう)

最初に尾根を越えたがアップがきつくて、最初からトレンチ回りのほうが速かったかもしれない。(後からGPSを見てもそれが速い)

雨が激しくなり林床が暗い。尾根の微地形にちょっと惑わされてショートする。実はもっとガンガン走れたのに、つい手前のものをチェックしてしまった。

12は簡単。尾根の上から崖の下にアタックだったが、うまくどんぴしゃ。

13は苦手な急斜面の一気くだり。APまでは簡単だがスピードが出ない。APがちょっとあいまいな気がしたが、道の曲りと凹地、たぶんあってる。ここからアタックが難しい、ラフオープンの森の中の崖だ。高さは変わらないので、歩測かけて崖の向こうへ。

崖に当たったが見つからない。2つあるのでもう少し進む。前が開けてきて道がちかくなってしまった。行き過ぎか、と振り向くと13があった。うん、今日はついてる。

14は道上で、あとはもうゴールレーンだが、道に出るまでが思ったより遠いし登るし足元悪い。心は焦るが前に進まない。方向あってるのかなあと不安ももたげる。

ようやく道に出て、14忘れずパンチ。ゴールスプリント。途中で役員に止められて、そこからスピードダウン。大したことないのに最後だけかっこつけて走るなって?

SI読み込みの後、ペななしを確認して、テントの外にでたら、12走の2人に、同時にごめんなさいって言われて苦笑。リレーってそういうもんではないでしょ、って、こっちが慰める?ことに。いやー自分も63分もかかってしまったよ。あの足元であの登り、自分なら1走なんてとてもむりだな。

すぐ横でスロベニアの3走がないていた。あとから調べたらぺナだったようだ。チャイナはまだ帰ってきていないという。まさか抜いてきた?アジア対決はこっちの勝とは。ツボってるな彼女。まあ彼女もあんな状況での出走だったから気合もぬけるわな。

雨で体が冷え過ぎたので、早々に車に戻って着替え、屋台でハンバーガーを食べて、足元の濡れないスペクテーターレーンの脇で観戦する。手の指の血行が戻ってこない。震えながらもなんとか耐える。

見ると横のVIP席に真っ黒な、薄汚れたデッキブラシみたいな犬がいる。のそのそ動いてきて、うっかり走行レーンに入り込みかけてつまみ出されてる。こいつフランスの時にもいたやつちゃうけ?あの時の飼い主の人が観に来てるのかな。なんだか懐かしくてほほえましい。

さきほど日本の3走らしい姿がスタートしていくのを視線の端に見ていたので、たぶんここに居たら戻ってくるのが見えるはず。いまさっきも、男子3走の選手が中間を走りすぎて行った。さっき見たジャパントリムは他に2名の選手と同時に走って行ったので、女子よりは戦えてるのかな。

男子も、中盤からやや後ろの位置で走っているようだ。ということはひどい失敗もなく、つなげているということか。それはそれですばらしい。出来て当たり前なのにうまくいかないのが、リレーではよくある状況だったりするので。

USAのあとに結城君が通過。ちょっと離されてる。でも競ってる。

そのうち男子の優勝争いがやってきた。ノルウェー、フランス、スイスとの秒差の争いをスウェーデンが制した。いつも強いけど、優勝するのは実はけっこう久々なんじゃ。

あと、どうも今年はフィンランドがふるわない。去年の反動だろうか。

さて優勝が決まると、寒い雨のせいもあってどんどん観客も帰りだしたが、後続の国々の、別の意味で熱い戦いはまだ続いている。

日本の男子3走、結城はあと数メートルにまでスロベニアに追い付いてラスポに現れたが、追い抜けるまでには至らず。見送ってから、ゴール後のテントへ向かう。

彼は集団で出た後、1でミスったとのことでかなり悔しがっていた。でもわりといい走りをしたんじゃないだろうか。

帰り着くと1920分。冷えたからだはシャワーを浴びても、まだ足が冷たい。夕食はいままでで一番豪勢で、宿のおかみさんのペペロンチーノ、めっちゃうまかった。

バンケットは遅刻していったこともあって、到着時にはもうぐだぐだ。出し物もステージもなさそうだ。室内はあたたかくて居心地もよく、ご飯もたくさんちゃんとしたものが出てきたので、割と充実。

その後、車さんと李くんと、東アジアのオリエン発展について熱く語る会になってしまった。ほかの子は風船で遊びまくっていたり、カナダと話していたり香港と写真撮ってたりしていた。

今年のWOCについて総括的に思うこと。

最大目標のスプリント決勝は、ミスがなくてもやはり厳しいボーダーだったと思う。

ありえないミスで競技以前状態、からは脱することができるようになったが、そうなると、もともとのスピードの勝負になる。

継続して陸上的な練習をしていなければ、スプリントで結果を出すのは実際厳しい。

そういう準備もしてきたが、やはりまだ足りなかった。あと2か月ぐらい足りないな、という自覚はあったが、まあその通りか。

たぶんスプリント種目が始まった2003年当初よりも、特化して強化して、目指してくる選手も増えて、厳しくなってはいるだろうけど。

 フォレストについては、リレー3走というプレッシャーの少ない位置だったこともあって、冷静に走りきることができた。しかしタイムをみてもあと10分だ。そうでないと競技のレベルには届かない。

実際は足元がわるかったりで、本来走れるところも走れていないので、あと5分はすぐ縮まると思う。といっても足元の悪いところを普通に走れるようになるのは、こういった場所での場数も練習も必要なんだが。

 

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