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2014年7月 9日 (水)

WOC初種目 スプリントリレー

7日はスプリントリレーがトレントで開催されました。

15時に宿を出発。1時間ほどでトレントの町に到着。

下界はむっとして暑い。駐車場から歩いてカランティンに向う。過去地図から類推するに、旧市街広場の東側、あと1ブロック入れば会場、というぐらいの近さかな。

カランティンは広場に近い修道院の中庭だった。空気が通らず、むしっと暑い。

入るとすぐ準備。前後にゼッケン、タッチフリーSIを2個渡され、1個は指、もう一個はバックアップで、指と同じ手首につける。足首にも計時タグ(タグホイヤー製だった)。いつもよりいろいろつけさせられてたいへんだ。

準備のあと、ウォーミングアップ地図をもらって走りに出る。思ったより広い範囲がアップできる。通過可能の表記や、階段などをチェック。

100mダッシュを5本していったんあがる。

そのうち、1走の招集がかかり、1走の稲毛さんは細い路地にもうけられた待機枠へ。直前にお互い固い握手。頑張ろう!

建物の向こうから大音量のアナウンスが聞こえてきて、観客の歓声が地響きの様だ。

しかしカランティンからは何も見えず、アナウンスも不明瞭でなんだかわかんない。2走以下の選手は皆、会場方向に近い路地のぎりぎりまで近づいて様子をうかがっている。

スタートのピストルは鳴り響いたが、結局選手の様子は見えず。

その後、待機エリアから会場広場の外壁が見えるところがあるのだが、その前を1走の選手たちが走っていくのに気づく。自分が見たときは第1集団が通り抜けた後だったので、日本が通ったかどうかは見えなかったが、時計を見てもスタートから7、8分たっていたので、だいたい予想通り、第一ループが終わったあたりか。

メンバーにそのことを知らせて、自分はまたアップ。体を動かしていないと落ち着かないが、疲れてしまってもいけないし、リレーの待ちは、不安な時間だ。

曇りがちの空からぽつぽつ雨。地面が冷えてはしりやすくなるかなあ。もしくはめっちゃ嵐のスプリントリレーかなあ、って冗談いってたが、まさかほんとになるとは。

前走順の選手が走っていくのと、アナウンスの声が大きくなるのとで、大体の流れはわかるのだが、順位は全く分からず。最近のWOCはスクリーンに地図もコースも出てしまうので、次走者隔離の傾向はしかたがないが、ほしい情報のない立場にいるとけっこうストレスがたまる。

3走選手が待機枠に入り、自分もぼちぼちか、と思っていた頃、アナウンスで、最終走者は待機枠に入っていいよ、と言われる。時間はあるけど、何か新しい情報も得られるかもしれない、と思い、早めに待機枠へ。

SIチェック、クリア、動作確認のあと、細い路地をくねくね。あと数メートルで広場に出る位置で足止めされた。状況が全く分からないのに、すぐ目の前でアナウンスや観客が大騒ぎしているのとで、待ってる側もテンションが上がってくる。まだ出られないの?とスイスやスウェーデンの選手が叫ぶが、係員は待て、の一点張り。

狭い隙間から、3走の選手たちが走っていくのが見える。左から右へ抜けていくので、さっき見ていた外壁の位置に向かう前のところだな。1ループ目の終了あたりか。

 

さらに隣の選手が、まだなの?と聞くが、待て、の合図。待機中の女子選手も殺気立ってる。

じりじりとした時間ののち、ようやく合図が出て、全員出ろ、とのこと。

細い路地からいきなり広場へ出され、そのままレーンの枠に沿って自分のゼッケン番号が貼ってある位置に立て、とのこと。そのすぐ前に地図ボードがある。前走者がここで地図を取って、次走者に渡すことでタッチとなる。

これを見てようやく現状把握。4走選手は全員一列に並んで、3走のタッチを待つ。位置が決められてるので、見ている方もどの国が来たのかが分かりやすい。

順番はランダムなので、強豪国でも列の後ろだったり前だったり。タッチ位置からスタートまでは数十mの差があるが、これは前走者か次走者が走ることでトータルでは同じ、という説明だった。

位置取りしてから、トップが来るまでまだ時間がある、場所を離れてスタートレーンぎりぎりまで行って、出ていく方向を確認し、周囲の建物も見て方向を確認して待つ。ここからならスクリーンも見える。

自分の位置にもどって数秒後、トップ走者が帰って来て、わらわらっとチェンジオーバーが始まる。第一集団は通りすぎたが、日本はまだ。一列に並んだ女子選手が徐々に抜けて減っていき、しばし間があく。

さて、最後の2,3名になってから自分が出走、というシチュエーションはずいぶん経験してきたからなあ、今回もそうかもなあ、とちょっと苦笑いしつつ待つ。

次の波が通り過ぎ、待っているのは10か国ぐらいになった。スクリーンにはトップのスイスが前半ループを終了しかかっている姿が映し出されている。GPSとコースも見える。この際よく見て予習予習。

そこに単独、日本の3走が帰ってきた。意外だ、予想よりかなりいいぞ。

後続の他国もなし、まだチャイナもUSAも4走は残っている。これはもう、逃げきりだ!いきなり気合入りまくりでスタート。

1はいきなりアーケードの中、雨ですべりそうな石畳の道を曲がるのはむずかしい。

2,3と順調に冷静に。車道を超えるときに、誘導に止められた車に逆にひっかかって数秒のロス。1ループ目終了後、雨が激しくなり、地図も現地も見えないぐらいになった。角を曲がると、犬を連れたおばさんのリードに引っかかりそうになる。誘導が機能してないよ~!

後半ループにはロングレッグ。あとから考えると距離がのびてしまったミスルートだったかもしれない。ロングレッグの先の12番をパンチして、出戻りルートで13へ向かおうと振り向いたとき、チャイナとUSAがパックで追いついてきた。やべー!

次の13までに追い抜かれ、もう後姿も見えない。今回はタッチフリーSIを使用しているので、各コントロールで停止しなくていいため、追いつける可能性も低くなっている。

ラス前のアーケード街で、細くなっているところに通行人が!どいてどいて!っと思わず叫ぶ。

小さな広場の真ん中、フラグの横をかすめて走る。SIが光るのを横目で確認、(コントロール位置の人特はなぜか赤いカエルだった)あとはラスポだ。

ルート決めて、道の分岐に注意、とにかく走る。最後まで気を抜くな。

日本語の応援も耳をかすめたが、雷響く豪雨の中、最後の広場のU字カーブをラストスパート。いきなりは止まれない。SI読み取りは、何を言ってるかよくわかんなかったが、ぺナではなかったようだ。打ち出してもらったラップ表が、即刻べしょべしょに濡れていく。順位も何もよーわからん。

狭いテント内の人混みをかいくぐっていくが、雨はますます激しくなり、身動きできない。USAのアリソンがいたので、速かったねー、と負け惜しみのエールを送り、チャイナのハオには目があったので笑いかけると向こうもにこっとしてくれた。お互い、表情だけでも意思は通じるもんだな。

稲毛さんが声をかけてくれたので、やっと日本チームと合流。フラワーセレモニーも、怒涛の雨ン中、プレス関係者しかいなさそう。

駐車場まで帰るのが一苦労。荷物は戻ってきたが、びしょ濡れ。着替えだけは防水していたので何とか助かった。

帰宅して、翌日のHPでやっと順位を知る。25位だった。数字はパッとしないかもしれないが、数秒差の中でひしめき合う展開、競り合った結果のことを考えると、今までになく戦った結果の順位だったと思う。

競技特性としては、個人スプリントよりも走力重視、シンプルにわかりやすく、見る側にもわかりやすくて面白い。なにより走った自分自身がエキサイティングだった。

これはこれで特化したスプリントチームをつくって、準備する価値はあると思う。



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コメント

加納さん、
お疲れです。スプリントリレー面白そうです。

投稿: ひら | 2014年7月 9日 (水) 19時41分

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