ゼブラロックへ高度順応(3日目)
ゆっくり8時に朝食、9時に出発。高度順応のため今日は4000m付近のゼブラロックまで往復の行程。すでに自分は一人で行ってしまっていたが。おやつとお湯とレインコートだけもって出る。背後から雲が立ち上っているが、行く手の方向は晴天、昨日と違ってマウェンジ峰がくっきり見える。グループの歩調に合わせて登り、1時間ほどでゼブラロックに到着。岩の横はすこし広場になっていて、ケルンが林立している。雲がどんどん上がってきて、雨が降りそうな気配になり、レインコートの上をはおる。
ゼブラロックは、その名のとおりシマウマ模様の岩崖で、ホロンボハットからマウェンジ峰へ向かう道の途中、4000m付近にある。なんでシマウマ模様?とおもうが、すぐそばまで近づいてみると、白い岩肌にあちこちから水が流れ落ちていて、そこが黒くみえるからなのだった。
あるものをリュックにつけてきたのを思い出したので、記念撮影。
こいつも初のアフリカ旅行なのだった。
ここで引き返しても面白くないので、もうちょっといきたい、というと、ガイドはゼブラロックの下側の斜面からまくようにして、岩崖の上の尾根に登りだした。道はあるが、ほとんど踏跡程度だ。地図にものってない。尾根上に出ると、キボ峰方面が一望できた。キボ峰には雲がかかっていたが、その手前の大きな鞍部の茶色い砂地が見え、雲の影と、ところどころ日が差しているのが見える。まさに壮大な眺め。ホロンボハット付近で左へ分岐したローワールートが見える。そこへのって帰るとのこと。
下りだしたとたん、ばらばらっと降ってきた。えらい痛いのでびっくりしたが、雹だった。シリカゲルみたいなまん丸の半透明。レインコート下を着る余裕もなく急ぎ足でくだるはめになった。そのうち雹の粒がタピオカぐらいにでかくなってきた。道はすでにタピオカの川状態。昨日なら20分も下れば到着したのに、道が違うので予測がつかない。しかも下るにつれて路面状態がどんどん悪くなり、大きめの岩がごろごろする道になってきた。石と泥とタピオカが混ざりあった濁流の中を必死でくだる。
結局30分ほどかかって小屋にたどり着く。すぐ着替えるが、登山用ズボンは着ていた一枚しかない。そして火の気はまったくない。暖める手段は自分の体温のみ、という状況。なんとかして乾かさないと結構やばい状況。と荷物の中にセームを入れてきたのを思い出し、これでひたすら吸い取って乾かす。冷えた昼食をとり、ひたすら吸い取っては絞る、の繰り返し。雪で真っ白だったハット周辺も、3時ごろに日が差しはじめるとすぐにとけてしまい、夕方には地面が乾いてしまった。やはり赤道直下は暖かいのだ。
いきなりのホワイトクリスマスだったが、こんな状況下ではまったくもってうれしくなかった。
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